一般的な魔術道具の準備

魔術儀式に欠かせない汎用的な魔術道具の用意、製作を行ないます。ここでは用意する道具をなるべく少なくするために(これから行われる召喚儀式においての)最低限必要であると思われるものに絞りました。それ以外に必要と感じるもの、または使用したいものがあれば個人の判断で用意するようにして下さい。

魔術武器

・棒(杖)(Wand : ワンド)

必須です。

・剣(Sword : ソード)、または短剣(Dagger : ダガー)

必須ではありませんが、なるべく用意した方が良いでしょう。「剣」よりは「短剣」の方が使い易いので、用意するならばそちらの方が良いかと思います。手刀で代用出来ます。

衣服

これは「魔術的作業の前準備 : NOTE ― 1」でも示した通りです。『アルマデル奥義書』の中では特に指定はされていませんが、出来れば「ローブ」を身に着けた方が良いでしょう。

その他の魔術道具

・処女(未使用)羊皮紙

場合によっては、儀式の途中で呪文を書き写すために必要となるので、「タリズマン」に使用されるものとは別に用意しておきましょう。

・聖水

「召喚作業」の前に「魔法円」の中で使用しますので用意しておきましょう。「聖水」が手元にない場合は自分で作っても構いません。作り方については『魔術の基礎知識 : 聖水と聖油と香の製法』を参照して下さい。

・キャンドル(またはランプ)、インセンス(香)、香炉

これらはなくても構いませんが、入手も使用も比較的簡単なので、出来れば用意した方が良いかと思います。儀式に使用する「インセンス」の種類は『アルマデル奥義書』内では特に指定されていませんが、詳しい知識があると言う方は今回の儀式に適したものを選択し使うようにして下さい。詳しくないと言う方は、取り敢えず、「アブラメリンの香」を使えば良いかと思います。(「アブラメリンの香」については「魔術の基礎知識 : 聖水、聖油、香の製法 : アブラメリンの香」を参照して下さい。)香の調合が難しいと言う人は、簡単に手に入るところでは「フランキンセンス(乳香)」「ミルラ(没薬)」などで構わないと思います。

・上記以外のその他(元素武器、油、祭壇、柱、旗、鐘…など)

これらに関しては、儀式に於いて必要である、またはあった方が良いと考えるものがあれば、個人の判断で用意するようにして下さい。『アルマデル奥義書』内では特に指示はありません。

― NOTE ―

新たに用意(購入など)、製作した道具については儀式等に使用する前に「聖別」しておくようにします。魔術武器、及び魔術道具の「聖別」については「魔術の基礎知識 : 浄化と聖別」を参照して下さい。

後で作る事になる「第一の記号」や「タリズマン」などの道具についても、(特に書いてはいませんが)同様に全て『聖別』しておく必要があります。

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