LRP - 六芒星の小儀礼(黄金の夜明け団版)

「黄金の夜明け団」の文書(「イスラエル・リガルディー(Israel Regardie)」による文書)からの紹介です。

以下は原文をこちらで翻訳したものです(英語が得意ではないので誤訳があるかも知れません)。分かり易くするために原文を損なわないようにしつつも多少の変更を加えてあります。

「六芒星の小儀礼(the Lesser Ritual of the Hexagram)」は、通常、「五芒星の小儀礼」の後に行われます。(「五芒星の小儀礼」を行わずに最初から「六芒星の小儀礼」を行う事も可能です。)

(使用する「六芒星型」については「魔術の基礎知識 : 六芒星型(四大/七惑星/一筆書き)」を参照して下さい。)

六芒星の小儀礼(黄金の夜明け団版)

「五芒星の儀礼」と同ように「十字のカバラサイン(※1)」によって開始する。そして作業様式に応じて必要となるであろう魔術道具様式、ロータスワンド(蓮棒)、或は魔術剣(魔法剣)のいずれかを用いる。(行う作業が召喚の時は棒(杖)を、追儺の時は剣(短剣)を選ぶ。)

東に面して立ち、もし汝が召喚を望むのであれば汝は「火の召喚の六芒星型」を、もし汝が追儺を望むのであれば汝は「火の退去の六芒星型」を引く(描く)。それから汝は、描いた「六芒星」の中心へと魔術道具の先端を運び、そして汝の息の続く限り振動させて、名前 "ARARITA" を発音する。

汝の魔術道具を持ち、南へと回り、そして、もし汝が召喚を望むのであれば汝は「地の召喚の六芒星型」を、もし汝が追儺を望むのであれば汝は「地の退去の六芒星型」を引く(描く)。汝の魔術道具を前述のように中心へと運び、そして名前 "ARARITA" を発音する。

西へと移動し、召喚の場合には「風の召喚の六芒星型」を、追儺の場合には「風の退去の六芒星型」を引く(描く)。

それから北へと、召喚は「水の召喚の六芒星型」、追儺は「水の退去の六芒星型」。

それから汝の立つ場所の「円環」を仕上げるために再び東へと回り行き、それから「L.V.X.のサイン」を示すと共に「( "the Adeptus Minor Grade" の)鍵なる言葉 "INRI" の解析」を暗唱する(※2)。

分かり易くするために原文に(出来る限り従いつつも)幾つかの変更(編集)を加えてあります。

また、原文では「六芒星型」を描くそれぞれの際にそれを説明するための文章(と図)が付けられていましたが、上記の文中ではその部分を省略してあります。