このカードは「火」のスートの「イェソド(基盤)」に属します。これはエネルギーを均衡状態(「中央の柱」)へと引き戻します。「9」は常に、より上位にある力(フォース)との関係における、力(フォース)の最大限の発揮(展開)を表わします。「9」は実用的な、また、物質的な観点から見て、関係のあるタイプから得る事が出来る最良のものと見做されています。

「人馬宮」に於ける「月」に配属されます。それ故に、「生命の樹」に対する「月」の二重(「イェソド(月)」と「月」と)の影響があります。ここに「変化(『月』)とは安定(『イェソド(基盤)』)である("Change is Stability")」と言う格言が見られます。

棒はここに於いて(「人馬宮」の魔術武器である)矢に変化しました。8本の小さな矢(「ディアーナ : Diane」の矢)は背景に置かれ、そして大きな矢がその手前に置かれています。大きな矢の一方には「月」が、もう一方にはそれ(「月」)よりも上位にある(「月」の)原動力としての「太陽」があります。「生命の樹」に於ける「人馬宮」の「小径(25)」が「太陽(ティファレト)」と「月(イェソド)」を結ぶ(小径である)ためです。矢の後ろに見える炎は「10」の先を持ち、エネルギーが下方(「マルクト(10)」)に向けられている事を意味しています。