このカードは「火」のスートの「ネツァク」に属します。しかし、「7」は「生命の樹」で言うと、弱い、「地」の、女性的な数であり、更に「樹」の上では非常に下方に位置し、均衡からも逸れているので、これは自信の喪失と言う意味を含んでいます。

幸運にもこのカードは「獅子宮」における「火星」に配属されます。「獅子宮」は十分な力を持つ「太陽」ですが、しかし衰退の徴候が既に見られます。それは恰も揺らめく火が援助を求めて残忍な「火星」のエネルギーを呼び出したかのようです。しかし、この幾つもの揺らめく「火」も、根源のエネルギーの衰退と均衡からの逸脱を阻むものとしては十分ではありません。

この絵は、前(「6」)のカードにあった固定され、均衡のとれた棒(「カドゥケス : Caduceus」「フェニックスワンド : Phoenix Wand」「ロータスワンド : Lotus Wand」)が、背景へと追い遣られ、減退し、平凡なものになったと言う事を表わしています。前方には荒く凸凹のある大きな棍棒、手に持つ最初の武器があります。これは、きちんとした戦闘においては明らかに不十分なものです。(「6」で安定して燃えていた)炎は分散させられ、組織的な意図なしで各方面に攻撃しているかのようです。