Truce (休戦 - 剣の4) ― トートタロット
ここでは「ケセド」が知性(「風」)の王国に顕現します。「ケセド」は「天秤宮」に於いて支配する「木星」に関係があります。これらの表象のいずれに対しても対立(抵抗)がなく、故に、このカードは知性の世界における権威(「木星」)と言う観念を示します。それは教義とそれに関する法の制定です。それは独断的様式に於いて選ばれた精神的な無秩序からの保護地を表わします。それは社会的習慣として広がります。
4本の剣の柄は「聖アンドリュー(St.Andrew)の十字架(X字型十字)」の4つの端にあります。それらが作り出す形は固定と硬直を連想させます。剣の先端は社会的調和を象徴する49の花弁から成る大輪の薔薇に納まっています。そこには妥協(歩み寄り)も見られます。精神はあまりにも怠惰であったり、臆病であったりするため、自身の問題を考えて解決する事が出来ずにこの緩やかな手段(妥協)を歓呼して迎えるのです。
「4」は(一定の)期限です。この場合、休息の真に正当な理由はないため、「5」による妨害は進歩の保証にはなりません。その動きを止めた贋物は、秩序を持たないやり方で隅々まで変えられて仕舞います。
称号 | 休戦 |
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生命の樹の球 | ケセド |
配属 | 天秤宮の木星 |
777 キー スケール | 4 |
カードの意味 | 悲しみからの休息。戦争の後の平和。心配の緩和。精神的混沌からの保護。病気からの回復。苦闘の後の好転。知的な分野での権威。教義の確立。 |