The Four Fours (4枚の4) ― トートタロット

「生命の樹」の「ケセド」に属します。「ケセド」は「深淵」の下にある「セフィラ」の中で第一であり、それ以下の全ての「セフィラ」に対し実際に支配的影響力を持っています。この「ケセド」「ユピテル-アモン : Jupiter-Ammon」「父なる神(the Father)」「深淵の下にある第一のもの」は知的な手段に於いて理解する事が出来る最高の観念であり、それ故に「(物質界の)造物主(デミウルゴス : Demiurge(s))」である「木星」に属します。「4」は「3」との間には極めて複雑な関係があます。「4」は「深淵」の下にあり、それは固体化、物質化を意味します。物質は(ここに)顕現しました。この非常に重要な点はそれが法の支配を示していると言う事です。

「棒の4」は「完成」と呼ばれています。ここに「ビナー」により約束された顕現が起きました。「火」の雄々しい性質は、非常に明確で明快な概念として「棒の4」に現れています。

「杯の4」は「贅沢」と呼ばれます。「水」の元素における脆弱さは自らの清浄に脅威を与えています。それは適切に自身を制御出来るほど十分に強くありません。そのためこの「喜びの主」は少し不安定です。清浄は満足の過程に於いて失われます。

「剣の4」は「休戦」と呼ばれます。これは「家庭を平和に保つ、武装した強い男("the strong man armed, keeping his house in peace")」の部類に入るようです。「風」の雄々しい性質がそれを顕著にしています。このカードは殆ど社会の軍団組織の構成の絵だと言っても良いでしょう。

「ディスクの4」は「力」と呼ばれます。それは全てを支配して安定させる権力です。しかし、権力自体の断定によってよりも、交渉や平和的な方法によって諸事の処理を行ないます。それは、攻撃的な要素を持たない法であり、憲法です。

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