「ティファレト」は従来のように、十分に調和の取れた元素エネルギーの確立を表わします。「金牛宮」に於ける「月」がカードを支配します。この事は、完全(「月」は「金牛宮」において「興」となり、それは「月」の最高の形であるため)へと接近しつつある間は、その状態が一時的なものである事を示しています。ディスクは骨組で示された「六芒星型」の中に配置されています。中央は明るい薔薇色、夜明けの茜色が、そして外側にある3個の同心円は黄金色とサーモンピンクと琥珀色が赤らみ輝いています。これらの色は、「地」で「ティファレト」が十分に実現した事を示します。惑星は、それらの通例の帰属に従って配置されています。(七惑星は六芒星に対し、上が「土星」、右上が「木星」、左上が「火星」、下が「月」、右下が「金星」、左下が「水星」、中央が「太陽」と配置されます。このカードでは中央の「太陽」が薔薇十字となり、それ以外の惑星は惑星固有の記号を以て示され描かれています。)しかし、それら(「太陽」を除く残りの6惑星)は単に中央にある「太陽」によって照らされるディスクとして示されているだけです。この「太陽」は薔薇十字として偶像化されています。薔薇は49枚の花弁を持ち、7と7の相互作用(7x7)です。これは宇宙空間の調和的運動を指した図です。