このカードは「水」のスートの「ゲブラー」により支配されています。「ゲブラー」は火のように激しくあるので、当然の反感が生じます。ここに、安楽の時(「4」)には全く予想していなかった、妨害の観念が発生します。

「天蠍宮」における「火星」に配属されます。「天蠍宮」は「火星」自身の「室」です。そして「火星(ゲブラーに配属される惑星)」は「ゲブラー」の最も低い次元の顕現です。「天蠍宮」はその最悪の面に於いて「水」の腐敗力を暗示します。しかしながら、強力な男性的影響により、実際の腐蝕ではなく、単に破壊の始まりだけが示されます。ここに(「4」に於いて)予期された快楽(喜び)は挫折させられます。蓮は火のように激しい「風」によってその花弁を引き裂かれ、海は乾き、澱み、死の海と化しています。杯へと注がれる水は全くありません。その上に、これらの杯は逆五芒星の形に配置されています。逆五芒星は精神を超えた物質の勝利を象徴しています。