大きく輝く『太陽』が空に昇っています。

「太陽」の下にはその恵みを受ける王冠を身に着けた子供が旗を持ち白い馬に跨っています。

後ろには子供を囲う塀があり、その上には沢山の向日葵が咲いています。

このカードは光であり、恩恵と成功を示しています。

正位置では、恩恵を与える光で満たされる事、即ち、育ち行く過程に与えられる恩恵と、その結果としての成功を表わし、逆位置では、光が陰り行く事を表わします。

(逆位置については、正位置の持つ意味を(単純に)弱くしたものと見る解釈もあるようです。これだと、正位置よりも小さな幸せ、成功、満足…と言ったような意味になります。先述の「光が翳り行く」は、正から負への移り行きであると捉えられますが、こちらは、弱いながらも恩恵を受けている、即ち、僅かでも正が保たれている状態だと言えます。)

このカードの意味の中に見られる「成功」は、「成功への見通しがあり、現在が良い状態である」と言うものであり、それは「最終的な成功」を保証するものではありません。現状では明るい未来が見えていても、そこには悪い方向へと向かう可能性が含まれていないとは言い切れません。