クロウリーの円環

クロウリー系の書の中で紹介されている「円環」(下図)です。

「円環」の中心には10の方形から成る「タウ」があります。この「円環」と「タウ(十字)」との組み合わせは「薔薇十字」を象徴したものです。「薔薇十字」は主体と客体との合一であり、「大いなる業」そのものです。

「タウ」の周りには(見えない)三角形があります。しかし、この三角形が実線となって現れているのはその角の部分だけです。それらは三角形を遮っている線と合わさり3つの菱形を形成しています。これらの菱形は女陰を象徴しています。

全体の大きさは「タウ」の1つの方形の大きさによって決まります。そしてこの方形の大きさは「祭壇」の基底の大きさから導かれます。「祭壇」は通常、立方体を二つ重ねたものであり、高さは腰の高さとされていますので、方形の一辺の長さは術者の足元から腰までの長さの半分と言う事になります。

2つの円環の間には神名が記されています。それは、<HADIT> 、<RA HOOR KHVIT> 、<CHAOS> 、<BABALON(BABYLONではありません)> 、<LAYLAH> 、<PERDVRABO> 、<NVIT> となっています。

「円環」は緑色、「タウ」と神名は朱色で描かれます。

「円環」の外側には9つの「ペンタグラム」があります。「ペンタグラム」の中央にはランプが置かれます。

クロウリーの魔法円
カウンター
^