エノク魔術の魔法円

エノク魔術で用いられる「魔法円」です。

左上の「三角」は「風の物見の塔」を表わしています。外側の「円」の「風の物見の塔」の方向に書かれている文字は [ EXARP(Etz-ar-peh : エッツ アール ペー) ] 、「風」を意味します。

右上の「三角」は「水の物見の塔」を表わしています。外側の「円」の「水の物見の塔」の方向に書かれている文字は [ HKOMA(Heh-koh-mah : ヘー コー マー) ] 、「水」を意味します。

左下の「三角」は「地の物見の塔」を表わしています。外側の「円」の「地の物見の塔」の方向に書かれている文字は [ NANTA(Nah-en-tah : ナン エン ター) ] 、「地」を意味します。

右下の「三角」は「火の物見の塔」を表わしています。外側の「円」の「火の物見の塔」の方向に書かれている文字は [ BITOM(Bee-toh-meh : ビー トー メー) ] 「火」を意味します。

「円」は通常、「緑」を用いて描かれます。「三角形」の中にはランプを置く事や、適切な神の名を記す事が可能です。必要ならば「円」や「三角」の内側に適切な魔術の式文を書き加えます。

エノク魔術の魔法円

― NOTE ―

参考にした資料では魔法円を設置する向きについて特に記されていませんでした。そのため断言は出来ませんが、もし方角を決めて設置するのであれば、このまま上を東へと向けて配置するか、若しくは、東が「火の物見の搭」、南が「地の物見の搭」、西が「風の物見の搭」、北が「水の物見の搭」となる様に配置するものと考えられます。

魔法円については通常は緑色の線で描くとありますが、その周りの三角については特に書かれていません。しかし、もしそれらを適切な色を用いて描くとするなら、それぞれの属性に対応した色、即ち左上の「風の三角」は黄色、右上の「水の三角」は青、左下の「地の三角」は黒、右下の「火の三角」は赤、と言った色を用いて描くと良いかも知れません。また、三角の線をそれぞれの補色で描いて、その中を属性の色で塗りつぶす様にすると言った事も考えられます(即ち「風の三角」は紫の線で描き黄色で、「水の三角は」は橙の線で描いて青で、「地の三角」は白の線で描き黒で、「火の三角」は緑の線で描き赤で塗りつぶす)。円と同じ様に緑色の線を使って描いても特に問題はないと思われますが、その際には術者はそれぞれに対し、先の様な適切な色を以って三角形を意識する必要があるでしょう。

魔法円の中の文字の色についても指定がありません。ですので、円と同じく緑色で書く(か、若しくはそれぞれの属性の色で書く)のが良いかと思います。そして術者はそれぞれの文字の意味を完全に理解しておく様にします。

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