実践前に『タロット』のデック(カード一式)を入手します。

『タロット』は、そう言った類のものが置いてあるお店だけでなく、[ amazon ] などのインターネット上のショッピングサイトでも購入出来るので簡単に手に入るかと思います。

『タロットクロス(台・テーブルに敷く布)』は必須ではありませんが、カードに傷が付くのを避けたい人は用意した方が良いかと思います(※)。

(※ シャッフルでカードを伏せて掻き混ぜる際に布がないとカードが傷付く可能性があります。台・テーブルの上で掻き混ぜるようなシャッフルをしない場合はそう言った事を気にする必要はありませんが、それでも台の上にカードを並べる際にそれだけでカードに傷が付くのではないかと気になる人は、布を掛けるようにした方が良いでしょう。)

専用としているものも売っていますが、これは専用のものでなくても構いません。

カードの保護以外の目的…例えば、象徴としてそれらしいもの(文字、図形、模様があるもの)を使いたいと言う場合や、場の雰囲気を作るための道具の一つとして使いたいと言う場合も(その場合はそれらしいものを)用意するようにします。

他には「ロウソク」を立てたり、「香」を焚いたり、「祭服(ローブ)」を纏ったり、水晶玉を横に飾ったりしたい場合はそれらも用意します。

これらも台・テーブルにそれらしい布を掛けるのと同じで、象徴や、場の雰囲気を造り出すセット(心的状況を作るもの)として役立つかと思いますが、いる・いらないは人によるかと思います。

(個人的には『タロット』で占いをするのにそこまでは必要としません。デックだけでも十分かと思います。後は足りなければ自分で何とかしますので。)

ただ、(「占い」の本来のあり方からは外れますが…)「占い」で相手の心理を操作したい(例えば、こちらの言う事を信じ込ませたい)と言うのであれば(※)、即ち、自分ではなく相手に作用させたいのと言うであれば、ある程度(胡散臭くならない程度)のセットはあった方が良いかと思います。

(※ こうなると「占い」とは言えなくなるのですが、相手を自分の意に沿わせて動かすのも「魔術」であり、そのために「占い」を利用していると考えれば、「占い」からは外れて仕舞ってはいるものの、それは「魔術」の一つとしてその範疇にきちんと収まっている、即ち、それも「魔術」だと言えるかと思います。但し、ここで行うのは飽く迄も「占い」なので、このような事はここでは薦めません。)