魔術師になるために必要な事

魔術師になるための最初の段階で必要となるのは、知識、訓練、実践、経験の4つです。

最初は魔術に関する十分な知識を身に付けるための学習から始めます。

次に(ある程度学習が進んだ辺りからそれと並行して)、自分の精神・身体を制御出来るようになるための基礎的な訓練を行ないます。この過程は人によっては長期間に及ぶ事もしばしばあるようです。しかし、非常に重要であるためここで手抜きをするような事があってはいけません。

知識を身に付け、訓練を十分にこなせるようになったら簡単な実践へと移ります。この簡単な実践は儀式魔術を行なうための部分的な練習にもなっています。それを繰り返し行い経験を積んで行きます。

簡単な実践が出来るようになったら簡単な儀式魔術へと移行します。

そして、実践経験を積んで行き、簡単な儀式魔術を頭から終わりまで通して滞りなく行なえるようになれば初級魔術師と言う事になります。

(但し、「儀式魔術が出来る事、即ち、初級魔術師」と言う訳でありません。「儀式魔術」は(魔術の華であっても、それは)魔術の一つの手段でしかありません。基礎からの学習段階を順に踏んで行き儀式魔術が滞りなく出来る段階に至ったならば必然的に初期段階の魔術師として必要な知識と技術の多くは揃っているだろうと思われます。その段階を以て「初級魔術師」と言う事です。)

この知識、訓練、実践、経験と言ったものはどのようなものを目指すにしても必ず必要となるものです。それは魔術師とて例外ではありません。もし、この時点で目標達成のための努力など出来ないと言うのであれば最初から魔術師など目指さない方が良いと言えるでしょう。魔術の道は決して楽なものではないと言う事を覚えておいて下さい。

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