魔術の棒

棒の材質はアーモンドやハシバミなどが挙げられますが、それ以外の木であっても構わないと思います。

棒は丸棒で、長さは1キュビット(肘から中指の先までの長さ)前後、直径は太いと感じない程度が適当かと思われます。個人的には2cm前後の直径が扱い易いのではないかと思います。

「魔術の棒」は魔術用品を売っているお店で入手する事が出来ますが、せめて「魔術の棒」ぐらいは自分で作った方が良いと思います。

「魔術の棒」を自分で作る場合、簡単なのは丸棒の状態で売られている棒材を購入してそこから作り始める方法です。以下、基本的な手順です。(基本的な手順なので、特に工夫の無い簡素な「魔術の棒」の作り方になっています。)

  1. 購入した丸棒を適切な長さに切断する。
  2. 表面をサンドペーパーで荒い方から仕上げ用のものまで使って整える。
  3. 木材に使える塗料を用いて(数回)塗装する。
  4. ニスなどの釉薬を(数回)掛ける。
  5. 完成です。

丸棒はホームセンター(小さいところになければ大型店舗)で購入する事が出来ます。自分の活動範囲内にある大型ホームセンターでは長さが60cmや1m、直径が1.5cm~2cm程度の手ごろな丸棒が100円~200円程度の値段で売られていて、更に購入した木材を指定した大きさに切断するサービスも行われていました。サンドペーパー、木材に使える塗料、木材に使える釉薬もホームセンターで購入する事が出来ます。ニスには艶消しのものや同時に着色の出来るものもあります。着色の出来るニスは使用した事はないのですが、これを使えば塗料による着色の手間が省けそうです。

「魔術の棒」には(象徴性を高めるために)魔術的な文字や「象徴」などを描き込んだり、球や宝石などの装飾を施したりする事も可能ですが、そう言ったもののない簡素な棒であっても構わないと思います。個人の創意工夫に任せたいところです。

参考までに…自身がこの記事を書いている時点で使っている「魔術の棒」は長さが1キュビットよりも少し長めで直径が1.8cmの棒です。色は自然な木の色、茶系の色です。三代目の棒なのですが…代を重ねる毎に少しずつ長く(増長している訳ではありません…)、より簡素になって行っているようです。以前は先端に玉を付けるなど多少なりとも何らかの工夫をしていたのですが…(今や他の人から見ればただの棒にしか見えない外見となっています)。ただ、簡素な棒であっても自分にとっては特に不都合はありません(ここが大事なところかと思います)。

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