魔術の円環(魔法円)

魔術で用いる「魔法円」はチョークや砂を使って描いたり、剣や棒で刻んで描いたり…など色々な作り方があるのですが、最も取り扱い易い「魔法円」はロープによる「魔法円」なのではないかと思います。ロープであれば入手も簡単ですし、敷くのも仕舞うのも簡単です。

ロープは極普通のロープで良いと思います。色は白。勿論、白以外の色も考えられますが、暗闇での浮かび易さを考えるとやはり白がお薦めです。

ロープの太さは、余りに細いものは如何かと思いますが、ある程度の太さがあれば十分だと思います。確りとした「感じ」のするもの()が良いと思います。

( 「円環」は個の領域の境界を守る壁であり、通常、堅固に築くようにします。(堅固に築くとは言っても物質的な面での事ではないのですが、)初心者の場合、物質的な形を意識して仕舞う(物質的な面が心理に影響して仕舞う)事もあるかと思われます。即ち、細いロープは(その物質的な特徴が心的影響を及ぼして)頼りなく、不安だと言うような状態が起こり兼ねないとも限りません。そうならないために確りとしたものの方が良いと言えます。自身の心的制御がきちんと出来るようになって来ると物質的な面は関係なくなって来る(心的影響の要素ではなくなって来る)かと思います。もっと進めば「円環」を築くのにロープなどなくても構わなくなります。ただ、最初の内は確りしたもの(自動的に安心出来るもの)を使うようにした方が無難だと思います。)

ロープは大型ホームセンターに行けば様々な種類のものが売られいますので、「祭壇」や「魔術の棒」を作るのに必要な材料や道具を買うのと一緒に購入すると手間が省けると思います。芯に巻かれている状態で売られているものは店員さんに言えば指定の長さに切断してくれます。(自分で切断してからレジに持って行く場所もあるようです。)

「円環」の半径を指定している場合も見受けられますが、これはあまり気にしなくても良いと思います。部屋の大きさによっては物理的に無理な場合もありますし、自分自身と自分の環境に合わせた使い易い大きさに設定しておけば良いでしょう。

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