魔術道具全般について

自分で作成する

魔術武器・道具は出来る限り自分で製作するようにします。これは何処かの団体(自分の象徴体系と大きな違いのない団体)で用いているものを参考にして作るのも良いですし、象徴性の崩れない範囲内であれば自ら創意工夫を凝らす事も可能です。

魔術武器・道具は既製品が販売されてもいますが、既製品を購入して道具の準備を簡単に済ませて仕舞うのは(選択しないで済むなら選択しない方が良い)最後の選択肢と心得ておきましょう。自分で使う魔術道具はある程度の手間を掛けて自身で作り出す事が望ましと考えられるからです。その方が魔術道具と心的に早く仲良くなれて、結び付きも強くなりますので。

魔術道具の製作にどの程度の手間を掛ければ良いのかは難しいところだと思います。例えば、その気になれば「魔術の棒」や「魔術の剣」を作るのに「樹を育てる」ところや「鉄の原料を手に入れる」ところから始める事も出来ます。勿論、やる気のある人はそこから始めても全く構わないのですが、それでは余りにも大変だと言う人も多いのではないかと思います。

そこで「自分はこの段階からなら挫折せずに達成する事が出来るだろう」と思うところを出発点()に決めて、そこから始めて行く方法をお勧めします。

( 個人的には「丸棒を買ってそれに手を加えて作る」「短剣を買ってそれを魔術の剣(短剣)に仕上げる」と言った辺りが魔術道具製作の出発点の一般的な妥協点ではないかと思います。実際に勧めたいのは「自分で自分に目標を課して達成して行く方法」なのですが、一般的な初心者向けに書いているここでは、それとは別に、このような一般的な妥協点と思われる段階から行う魔術道具の製作を主として紹介して行きます。)

消耗品(ロウソクや香(インセンス)は売られているものを購入しても構わないと思います。勿論、自分で手間を掛けて作り出しても構いませんし、既製品を元に自身で調合する事もあると思います。

処女性

魔術で用いられる道具やその道具の材料は全て未使用(他の目的に使われていないもの)を使用します。

例えば、テーブルの足を切断してそれを「棒」の材料に使う事も出来るのですが、この場合、テーブルの足は一度「テーブルを支える」と言う目的を持たされているため、新たに「棒」として使うためには一度その役目から開放してやらなければいけなくなります。その分、扱いが難しく、初心者の場合は未使用の材料を使った方が無難であると思われます。

聖別しておく

魔術道具は全て「聖別」しておきます。そして魔術以外に使用しないようにします。

初心者で、自分で道具を「聖別」出来るまでになっていない場合は、「1つの目的を持たせて使い続けて行く中で聖別されて行く」方法を選ぶ事になると思います。

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