四大元素武器

四大元素武器とは「火の棒」「風の短剣」「水の杯」「地のペンタクル」の4つの魔術武器の事です。

  • 火の棒
  • 風の短剣
  • 水の杯
  • 地のペンタクル

どれか1つしか使用しない時でも4つ1組で「祭壇」に配置しておく必要があるため(均衡を保つため)、作るのであれば4つとも作るようにします。

手間を掛けて作る「四大武器」の作り方もありますが、以下で紹介するのは比較的簡単な「四大武器」の作り方です。[ shin ] が過去に作った際の方法を基にして誰にでもある程度簡単に出来るようにしてあります。(「簡単な作り方」なのは自分自身が(加工などの面で)技術的に余り難し事を出来ないためでもあります。)

[ shin ] は最初の頃こそ「四大元素武器」を用いる事がありましたが、現在では必要がなくなった事もあり殆ど使用しなくなりました。そう言った個人的な経験からの推測になりますが、恐らく、ここで「四大元素武器」を作っても、「後にそれらを必要としなくなる人」も出て来るのではないかと思います。ですが、やはり最初の内は「四大元素武器」を用意しておいた方が良いと思います。理論を学ぶ(理解する)上でも、実践を行う上でも、役に立ちますので。

火の棒

丸棒を用意します。長さや太さはそれ程長くないものを選びます。(「魔術の棒」よりも小さくなるようにした方が良いと思います。)

表面を整えてから全体を赤色で塗装します。

両端の数センチメートルを黄色で帯状に塗装し、更に棒を3等分する位置を黄色で帯状に塗装します。「火の棒」の完成です。

「火の棒」は「マッチブック」や「吊り香炉」などでの代用が可能です。

水の杯

足付きの青いグラスを用意します。「水の杯」の完成です。

足付きグラスの高さは特に決まっていません。自分の場合は「四大元素武器」を余り大きくしないようにと思っていたので、他の3つの武器(小さ目)と大きさを合わせるために少し小さ目のグラスを使っていました。他の「四大元素武器」を小さ目に作っておいてグラスだけ20cm近くもあるようだと「祭壇」に配置した時に見た目のバランスが明らかに悪いものになります。グラスを選ぶ際は全体のバランスを崩さない大きさを選ぶようにすると良いでしょう。

「水を入れたグラス」での代用が可能です。

風の短剣

短剣を用意します。鍔と柄とを黄色で塗装します。「風の短剣」の完成です。

塗装が難しければ黄色の粘着テープを柄に巻き付けるだけでも良いと思います。

「魔術の剣」に短剣を使用している場合、「風の短剣」にはそれよりも全体的に小さいものを選んだ方が良いと思います。

「扇」での代用が可能です。

地のペンタクル

それ程大きくない円状の木の板を用意します。

木の表面を整えてから周囲数センチメートルを白く縁取りします。

白円の内側を「マルクト」の4分色に塗装し、その上に白で「ヘキサグラム」を描き込みます。

これを両面に描き終えたら「地のペンタクル」の完成です。

「地のペンタクル」は「皿に置いたパン」、或は「皿に盛った塩(岩塩)」での代用が可能です。

象徴性を高める

簡単に「四大元素武器」を用意する方法を書いて来ましたが、これらはもう少し手間を掛ける事で象徴性を高める事も可能です。

その1つとして「火の棒」「水の杯」「風の短剣」「地のペンタクル」にそれぞれの神聖名や天使名等を書き込む方法があります。その方が心強い「魔術武器」になるので、可能ならば行った方が良いと思います。

因みに、自分の場合は、最初に自作した「四大元素武器」についていは神聖名や天使名を書き込まずに済ませました。神聖名や天使名を書いた方が良いとは思ったのですが…。武器に文字を書かなかった理由は「水の杯」にそれらを上手く書くための方法が分からなかったためです。他の3つの武器に関しては何とかなりそうでしたが、「杯に8枚の青い花弁を描いて、花弁に黄色で神聖名等を書き込む」作業は当時の自分には手の付けようがなく、(八角形の青い足付きグラスを見付けてそこに文字等を書き込もうとも思いましたが、ガラスの上に文字等を上手く書き込む手段が自分に出来る範囲では見付からなかったもので…)結局、他の3つの武器に文字を書き込んで「水の杯」にだけ文字を書き込まないと言う訳にも行かないため、4つの武器全てに何も書き込まない事を選びました。多分、自分のような加工技術のない人間でも上手くやれる方法はあったのではないかと思いますが、当時の自分にはその方法を見付ける事が出来ず、そこがその時点での自分の妥協点だったのだろうと思います。

まとめ。神聖名等が書かれていても書かれていなくても(刻み込まれた物質的な名前があってもなくても)それぞれの武器が象徴的(精神的)な働きをきちんと果たせば何も問題ありませんので、書き込む作業が無理だと言う人は無理に行わなくても良いと思います。物質的な姿形に拘るよりも元素別の「瞑想」()を確りと行っておくようにしましょう。

( 魔術に対する理解が少ない段階では「聖別」の作業(1つの目的に捧げて結び付ける作業)を行うよりも「瞑想」を深く行った方が「魔術武器」への理解が進み、結び付きや働きも良くなると思います。捧げるもの、結び付けるものの性質が分からないまま初心者が形だけの「聖別」を自分で行うよりも、(それでも、理解していなくても無意識的自動的に働くのが魔術ではありますが…、)「瞑想」を行ってそれらへの理解を深める事の方が最初は有用なのではないかと思います。自論ですが。)

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