魔術のための部屋(神殿)を用意する

魔術のための部屋はある程度の大きさの部屋、「魔術道具」を設置したり人が動いたりしても不都合が起こらない程度の大きさの部屋を用意します。勿論、人それぞれ環境は違いますので…用意出来るならばそれが望ましいと言うところです。

部屋を用意したら部屋の中にあるものを全て部屋の外へと出します。部屋を空の状態にしたら次に部屋の掃除を行います。「祓い」が出来る人は部屋の掃除を終えたら、身を清め、部屋の「祓い」を行い、最後に魔術に必要な道具だけを部屋の中に運び入れます。(「魔術道具」がない人は各道具の製作に回ります。)

魔術のため部屋は今後「魔術専用()」の部屋にし、魔術以外の他の目的には使用しないようにします。場の「聖別」は、それを行わなくてもそこを「魔術専用」の部屋(一つの目的のためだけの部屋)として使い続けて行く事で成されて行きます。初めて魔術の部屋を持つ人、魔術の初心者だと言う人は、儀式的な「聖別」を行うのは難しいと思われるので、個人的にはこちらの方、「自然に聖別が成されて行く」方をお勧めします。

( 環境が許すならば、「魔術道具」を運び込んだ部屋は儀式魔術専用の神殿とし、それ以外の魔術的な作業や雑務を行うための部屋はもう一つ別に用意したいところです。)

― NOTE ―

窓があるなどして部屋に光が入って来る場合は、外からの光を遮断出来る仕組みを作っておくようにします。魔術作業そのものは明るくても暗くてもどちらでも行えるのですが、暗闇にはセットとしての働きがありますし()、大抵の人は視覚化も暗闇の方が行い易いでしょうから、何時でも好きな時に暗闇を作り出せるようにしておいた方が良いと思います。

( 暗闇は魔術師に非日常的な空間として働き、魔術師を日常から切り離してくれます。また、暗闇(或はぼんやりとした暗がり)は無意識の領域の象徴としての働きを持っています。)

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