弛緩(リラックス)

意識的に身体の弛緩状態を作り出すための訓練です。

「弛緩(リラックス)」の方法

最初に椅子に坐るか、ベットや布団、長椅子などの上に仰向けに横たわるかします。仰向けになる場合は枕を使い、首と後頭部が同じ高さになるようにします。頭に意識を向けて筋肉が寛いでいるか否かを確かめます。筋肉が緊張している場合は意識的にそれを解く事を試みます。同様に額、眼球、顔、口、首の筋肉の緊張を順に解いて行きます。頭部が終わったらもう一度、頭に意識を向けます。この時、筋肉が緊張状態に戻っていると感じたら同様の手順で再び弛緩を行うようにします。頭部が完全に弛緩出来たら次に胴、腕と行い、足の先まで弛緩状態にして行きます。途中、緊張状態に戻って仕舞ったと感じる箇所があったら、頭部の時と同様に再び意識的に弛緩を行うようにします。全身が完全に弛緩状態となったら終了となります。


以上の内容が出来るようになったら、次にこれを「坐法(座法)」と組み合わせて行なうようにします。「坐法」は肉体に適度な緊張を齎し、「弛緩」によって筋肉が完全な弛緩状態になって仕舞うのを防ぎます。訓練者は「坐法」と「弛緩」とによって肉体に弛緩と緊張との中庸を作り出せるようになる事を目指すようにします。

( ここで紹介した方法は一例であって、当然、これ以外の形式のものもあります。実際には自分にあった遣り方で訓練して行くのが良いかと思います。)

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