アストラル体投射

「アストラル体投射(Astral Body Projection)」を行います。それに慣れる事と「光体」の発達とを目指します。

「アストラル体投射」の方法

作業を行う場を作る

最初に場に対して適切な「祓い」を行います。若しくは「円環」を作り、それを適切に「祓い」、「聖別」し用いるようにします。

アストラル体投射 ― 光体に意識を移す

次に、仰向けに寝るなどの楽な姿勢になり、自分の目の前に自分と同一の姿が向かい合うようにあるところを想像します(心の中で自分と重なっているもう一つの姿をイメージし、それを肉体の外へゆっくりと静かに出現させると言った感じでしょうか)。それから目の前のその像、即ち「光体」の中へと自分の意識を送り込む事を試みます。

アストラル体投射 ― 光体を飛ばす

意識を「光体」へと移す事が出来たら「光体」を移動、上昇させる事を試みます。(この「光体」は物理的な次元の制約を受けないため、物質を貫通したり、空中を自在に移動する事が可能です。)それから周りの風景や存在物を見渡してみます。この時に目にするものは「光体」の眼を通してのものです。(この「光体」の眼は「星幽界」を知覚するのに適しており、これによって普段肉眼では知覚出来ない世界を捉える事が出来ます。逆に肉眼で見えるような物質を「光体」の眼が捉えられるとは限りません。)始めは「光体」の移動能力や知覚能力を体験するだけにし、あまり遠くには行かずに早めに肉体へと戻るようにしましょう。

アストラル体投射 ― 光体を戻す

訓練者は最後に「光体」を肉体と合致させて元に戻さなければいけません。この肉体への帰還は「光体」を外へ出した時と逆の手順で行われます。即ち、「光体」を自分の前まで移動させ、意識を肉体へと戻し、最後に「光体」を肉体に重ね合わせる…と言ったようにします。この作業はゆっくりと慎重に、そして確実に遂げるようにして下さい。

アストラル体投射 ― 光体を成長させる

繰り返し投射を行い「光体」の出し入れに慣れて来たら、次の段階、「光体」の成長を目指す段階に入ります。「光体」は最初は未発達の状態にありますが、訓練者はこの「光体」を何処へでも行けるように、そして(魔術師の肉体と同等に)様々な事(作業)を「光体」が行えるように、それを十分に発達させ、強靭にする必要があります。視力、運行力、解釈力などの向上を目指し、「光体」に様々な事を繰り返し行わせましょう。また、ある程度「光体」が発達して来たら、「光体」を垂直に、真上へと向けてひたすら(途中にある全てを無視して)高次の層へと上昇させて行き、何処まで行けるか限界まで挑戦させる(諸界の上昇訓練)と言った訓練も考えられます。これを繰り返し行なう事によって「光体」には強い上昇力が備わります。最終的には「光体」が肉体と同等の実在感を持つまで育て上げて下さい。「光体」が成長すると、「光体」による様々な作業が容易に行えるようになったり、「光体」を飛ばさなくとも星幽眼で知覚すると言った事も出来るようになったりします。

「光体」を発達させる最初の段階では余り無理はせずに「祓いを行った場」、または「聖別された円環」の中に留まり「光体」の訓練を行うようにし、焦らずに徐々に「光体」を成長させてゆく事を心掛けましょう。


アストラル体投射の際にはローブを身に着けたり、香を焚いたりしても構いません。「光体」の活動は作業終了後に(「魔術日記」のような形で)記録しておいた方が良いでしょう。(「光体」を活動させたまま、その内容を肉体が自動書記すると言った事も可能なようですが…。)

( ここで紹介した方法は一例であって、当然、これ以外の形式のものもあります。実際には自分にあった遣り方で訓練して行くのが良いかと思います。)

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