魔術武器

以下、魔術で用いられる「魔術武器」の簡単な説明です。

棒(杖)(Wand)

「棒(杖)」は叡智、言葉(ロゴス)、魔術的意志の象徴です。男性的(活動的、能動的)であり、リンガム(男根)の象徴でもあります。「棒(杖)」は目的へと向かって進む(能動的)力、意志の力であると言えます。これは魔術師にとって最も大切な武器であると言え、儀式の際には殆どの場合において身に付けておくものであると言えます。「四大」の「火」を象徴します。

杯(Cup)

「杯」は魔術的理解、悟性の象徴です。女性的(受動的)であり、ヨニ(女陰)の象徴でもあります。「杯」は受容の器、受容の(受動的)力であると言えます。「四大」の「水」を象徴します。

剣(Sword)、または短剣(Dagger)

「剣」は論理的思考力、理性の象徴です。男性的であり、破壊的、分断的な性質を持ちます。「剣」と「短剣」よは似ていますが、「剣」は切り裂き分断する力、分析力であり、「短剣」は(切り裂く事も出来るが)突き刺す力であると言えます。「剣」よりも扱い易い事からか、儀式などにおいては「短剣」の方が多く用いられているようです。これらは主に儀式の前の「祓い」で使用されます。また、地面に「魔法円」を描く際や、空中に「五芒星型」を描く際にも使用されます。悪魔に命令する時に突き付けるのもこれらです。「四大」の「風」を象徴します。

ペンタクル(万能章)(Pentacle)

「ペンタクル(万能章)」は魔術的実質、個体性、凝縮性の象徴です。不活性で自動力を持ちません。女性的(受動的、物質的)であり、(女性的)強さと生命力の源です。食物(パン)であり、身体です。「四大」の「地」を象徴します。

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