[ PAIMON(パイモン) ] 。偉大なる王、そして [ LUCIFER(ルシファー) ] に対し非常に忠実である。彼は人間の姿をし、最も名誉のある王冠を頭に乗せ、ヒトコブラクダに乗り現れる。彼の前にはトランペットを持った者やシンバルを鳴らす者、その他様々な楽器を持つ者達が行く。彼は大きな声を持ち、最初に来た時に吠える。彼の発言は、術者が彼を従わせる事が出来ない限り十分に理解出来ないものである。この悪魔はあらゆる技術(技巧、芸術)と科学(知識の体系、学問)、そしてその他の秘密の物事(事物)について教える事が出来る。彼は術者の為に、術者が知りたいと望む様々な物事(事物)を見付ける事が出来る。彼は高位(威厳、尊厳)を与え、そしてそれを確立する。彼は術者が望むならば、どのような人間でも束縛し、術者に服従させる。彼は良い使い魔を与え、(例として)あらゆる技術(技巧、芸術)を教える事が出来る。彼は西方を守る。彼は主天使の位階にある。彼は [ 200 ] の悪霊の軍勢を配下に持ち、そしてそれらの一部は天使であり、その他の一部は能天使である。術者が [ PAIMON(パイモン) ] のみを呼び出すのであれば、捧げ物を用意しなければならない。そしてそこには [ LABAL(ラバル) ] [ ABALIM(アバリム) ] と呼ばれる2人の王、更に能天使である他の悪霊達と [ 25 ] の軍団もまた出席するであろう。それらの悪霊達は、術者が強要しないのであれば、いつも [ PAIMON(パイモン) ] の臣下としているとは限らない。