ソロモンのシークレットシール

これ(下図)は前述の悪魔とその軍勢を真鍮の容器の中に束縛し、封印したと言う「ソロモンのシークレットシール(秘密の印)」の形である。

この印は内面(心)、外面(外側)共に綺麗な者によって作られる。その者は一箇月の間、どのような女性によっても汚されてはいけない(女性を絶つ)、そして自身の全ての罪を許すための神に対して望ましい祈りと絶食を持たなければならない。

それは「火星」の日(火曜日)または「土星」の日(土曜日)の夜の12時に作られる。未使用の「羊皮紙」に雌鳥と一度も性行為をしていない黒い雄鶏の血を以て書く。この夜とは月の光が増加している時期(即ち、月が新月から満ちて行く時期)であり、更に十二宮の処女宮にある時期でなければならないので注意せよ。そして、印がそのように作られる時、明礬(ミョウバン)、日向で干した干しぶどう、ナツメヤシの実、西洋杉、リグヌム アロエ(沈香(伽羅))の芳香でそれを満たす。

そして、ソロモンはこの印によって前述の悪魔達を「真鍮の容器」へと(入るように)命令し、そして同じこの印でその上に封をした。

彼はそれによってあらゆる人々の愛を手に入れ、そして武器も火も水も彼を傷付ける事が出来ないため、戦いに勝った。そして、この「秘密の印」は容器の一番上をカバーするために作られた。

ソロモンのシークレットシール (1) - ゲーティア(ソロモン王の小さな鍵)
ソロモンのシークレットシール (2) - ゲーティア(ソロモン王の小さな鍵)
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