魔方陣(マジック・スクエア) 第二十一群

自分自身を変形させ、異なる顔と姿とになるため(の「スクエア」)。

(a) これらの図表は悪霊によってのみ明示される。

(b) [ MAGOT ] はこれらの作業を実行する。

(c) 使い魔はこれらの作業を(当然の事ながら)実行する事が出来ない。

(d) これは、その他の方法(魔術)よりも、どちらかと言えば魅惑的(幻術的、幻覚的、幻惑的)である。望む図表を術者の左手に取り、それで顔を軽く触れる。普通の魔法使いによって実行されたこのような作業は、神聖な魔法の所有者(「アブラメリンの神聖魔術」を行う者)によって簡単に見通されると「アブラハム」は認めている。それとは反対に後者(神聖な魔法使い)であれば普通の魔術師によって探知される心配はない。(即ち、普通の魔術師が行った変身術は「アブラメリンの魔術」の術者に簡単に見破られるが、「アブラメリンの魔術」の術者が行ったそれは普通の魔術師には見破られない(気が付かれない)と言う事。)

(e) 研究者はこれらの「スクエア」に於いて、文字 [ Q ] の目立った配置に気が付くだろう。他の多くの場合のように、( [ Q ] の目立った配置が)狙った効果は寧ろ他者の感覚を誤魔化す(欺く)事のように見える。各「スクエア」についての注釈はそれぞれの「NOTE」に記載。

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