召喚儀式

学習や訓練の段階を終えたら魔術の実践段階に入ります。

ここでは魔術の実践の一例として簡単な召喚儀式(儀礼による神格の召喚)の方法を書き出しました。

(作業過程を極簡単に書き出しただけのものですが、ここに至った人にはそれでも十分に伝わる事と思われます。ですので、細部についてはここでは扱いません。)

作業日(実践予定日)までの日

最初に召喚対象となる神格(及び目的)を選定します。

(最初から高次の神格を召喚する事は勧められません。最初に召喚と言う作業自体に慣れ、そして自らの意識の発達が十分に行われてから、より高次の神格の召喚を試みるようにしましょう。)

召喚対象の神格に関する研究や瞑想は当然の事ながら事前に済ませておきます。

次に呼び出す神格に合わせた召喚のための呪文を作ります。勿論、これは他者の作った呪文であっても構わないのですが、自分で作ったものでも構いません。

次に、「惑星の格式(品位)」「タットワ(タットヴァ)の流潮」「月の相」などの要素から実際の作業を行うための時間(日時)の選定を行います。

(「惑星の格式(品位)」「タットワ(タットヴァ)の流潮」「月の相」などに関しては個人的には余り気にしないところなのですが(気にしても「月の相」ぐらいのものです)、一般的にはそれによって作業の行い易さ行い難さが変わって来るとされていますので、最初の内は(出来る限りの範囲で構いませんので)考慮に入れるようにしましょう。)

作業日

実際の作業に入る前に場と身体の準備を行います。

場には必要な「魔術武器」を配置します。

沐浴を行ったり、「祭服(ローブ)」を身に着けたりするなどして身体を整えます。

召喚魔術の実践

以下、手順の一例です。大抵はこのような流れになります。

場に入り、「蝋燭」を灯し、「香」を焚きます。

場の祓いを行います。

宣言を行い、呪文を唱えながら求める神格の召喚を行います。

神格を召喚した後、目的を果たし、神格を退去させます。

最後に場の祓いを行います。

後片付け(物質的)をして作業終了です。

骨格だけを書き出しましたが、必要であればこの流れの中に作業の追加や、部分部分での肉付けを行うようにします。

魔術日記

作業後は内容を「魔術日記」などに記しておきます。

以上が儀礼による召喚作業です。他にも様々な種類の実践作業があります。それらにも挑戦して行き、滞りなく行えるようになりましょう。

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